連載・企画
いのちの場所 ゆりかご15年【第12回日本医学ジャーナリスト協会賞大賞】
「ゆりかご」は2022年5月10日で開設から15年を迎えた。赤ちゃんの命を守る〝最後の砦〟として159人の命が託された。母親の匿名性、子どもの「出自を知る権利」。ゆりかごは社会にさまざまな課題を問い続けている。連載では、命の現場をたどり、家族のかたち、支援の在り方を考える。
- 手放したくない赤ちゃん…でも忘れなきゃ 学生で妊娠、誰にも言えず <ゆりかご15年>連載 第2部① 2022年04月28日
- (2)腹くくり、全て打ち明ける 「一緒に暮らしたい」 <ゆりかご15年>連載 第2部 2022年04月28日
- (3)親から虐待「一人で産む」 2022年04月30日
- (4)「安心」のため親と決別 2022年05月01日
- (5)妊娠の現実、一人で背負う 2022年05月03日
- (6)養親に息子託す 愛情今も 2022年05月04日
- (7)救い求める声 さらに多く 2022年05月05日
- 児童虐待死減少に評価 熊本市専門部会長の西南学院大教授・安部計彦氏に聞く 2022年05月16日
- 電話ボックスに置き去り、探し求めた自分のルーツ 会えたのは… <ゆりかご15年>連載 第4部① 2022年09月10日
- 自分と重なる経験に衝撃 仲間を支える場、立ち上げ<ゆりかご15年>連載 第4部② 2022年09月11日
- 「子どものため」身元調査 <ゆりかご15年>連載 第4部③ 2022年09月13日
- 突然の告知 ぼうぜん自失 <ゆりかご15年>連載 第4部④ 2022年09月16日
- 生い立ち整理 未来のため <ゆりかご15年>連載 第4部⑤ 2022年09月17日
- 子どもに知る選択肢を<ゆりかご15年>連載 第4部⑥ 2022年09月18日
- 真実告知、迷いの末に…<ゆりかご15年>連載 第4部⑦ 2022年09月19日
- 子の思い、最大限認めて <ゆりかご15年>連載 第4部⑧ 2022年09月20日
- 「どうか幸せに…」女性が残した手紙<ゆりかご15年>連載 第5部「知られず産みたい 『内密』の波紋」① 2022年11月30日
- 出産間際 危険はらむ移動<ゆりかご15年>連載 第5部「知られず産みたい 『内密』の波紋」② 2022年12月01日
- 揺れる気持ち、一緒に考える <ゆりかご15年>連載 第5部「知られず産みたい 『内密』の波紋」③ 2022年12月04日
- 母の決断、心身休ませ対話 <ゆりかご15年>連載 第5部「知られず産みたい 『内密』の波紋」④ 2022年12月05日
- 少ない情報 養育に支障も <ゆりかご15年>連載 第5部「知られず産みたい 『内密』の波紋」⑤ 2022年12月06日
- 養育環境の安定 未知数 <ゆりかご15年>連載 第5部「知られず産みたい 『内密』の波紋」⑥ 2022年12月08日
- 「出自」管理の責任、どこに <ゆりかご15年>連載 第5部「知られず産みたい 『内密』の波紋」⑦ 2022年12月09日
- 出自の開示ルールの整理を <ゆりかご15年>連載 第5部「知られず産みたい 『内密』の波紋」⑧ 2022年12月10日
- 東京でも計画、期待と懸念 <ゆりかご15年>連載 第5部「知られず産みたい 『内密』の波紋」⑨ 2022年12月11日
- 「匿名出産あったから人生築けた」 フランス人女性の胸中 「出自分からず苦しむ」…メディアの見方に違和感 <ゆりかご15年>連載 第6部① 2023年01月28日
- 「匿名」の事実伝え続け<ゆりかご15年>連載 第6部② 2023年01月29日
- 匿名と知る権利、両立図る<ゆりかご15年>連載 第6部③ 2023年01月30日
- 「妊娠の否認」女性支えて<ゆりかご15年>連載 第6部④ 2023年01月31日
- 「断絶」の経験、社会で支援<ゆりかご15年>連載 第6部⑤ 2023年02月01日
- 内密出産対応、共感が鍵<ゆりかご15年>連載 第6部⑥ 2023年02月02日
- 出自の開示、運用見えず<ゆりかご15年>連載 第6部⑦ 2023年02月03日
- 支援必要な母子 いる限り<ゆりかご15年>連載 第6部⑧ 2023年02月04日
- 命のバトン受け取った 「親は私」揺るがぬ思い 積み重ねた時間、支えに【「家族」を超える 親と子の視点で①】 2023年03月19日
- 生みの母の存在、大切に【「家族」を超える 親と子の視点で②】 2023年03月20日
- 多様な家庭「当たり前に」【「家族」を超える 親と子の視点で③】 2023年03月21日
- 自分の居場所探し続けて【「家族」を超える 親と子の視点で④】 2023年03月24日
- 安心できる場 自分の中に【「家族」を超える 親と子の視点で⑤】 2023年03月26日
- 無条件で甘えられる存在【「家族」を超える 親と子の視点で⑥】 2023年03月27日
- 誰もが愛されていいんだ【「家族」を超える 親と子の視点で⑦】 2023年03月28日
- こうのとりのゆりかご・内密出産の課題は 識者インタビュー 杉野氏・出自の情報、どう伝えるか/伊藤氏・妊婦の背景と対応、検証を 2022年04月19日
- 家族は多様、支え合う社会に 「ベイビー・ブローカー」是枝監督に聞く <命の場所 ゆりかご15年> 2022年07月01日
- 妊産婦の心、地域で見守る 精神科と連携、行政巻き込む 大分県産婦人科医会<いのちの場所 ゆりかご15年> 2022年07月06日
- 「出自情報のバックアップ作りたい」 熊本市・慈恵病院の「内密出産」推進へ 野田こども担当相 2022年07月13日
- 出自の議論「大人より子どもの視点で」 慈恵病院の「内密出産」取り組み、野田こども担当相に聞く 2022年07月14日
- 預けられて眠る男児 胸に迫った現実感 是枝映画モデルの韓国版「ゆりかご」 現地取材した熊日記者 2022年07月19日
- 韓国「内密出産」制度化へ議論 姜恩和・目白大准教授【海外の母子支援 識者に聞く】㊤ 2022年08月22日
- 匿名出産 仏ならどこでも パリ在住のフリーライター・安發明子さん【海外の母子支援 識者に聞く】㊥ 2022年08月23日
- 独の内密出産1000人弱に 千葉経済大短期大学部・柏木恭典教授【海外の母子支援 識者に聞く】㊦ 2022年08月24日
- 韓国・赤ちゃんポスト「人々の生活に密着」 熊本市の慈恵病院で姜准教授が講演 2022年09月16日
- 特別養子「かわいそう」変えたい 同じ境遇の仲間、思いを発信 普通の家庭で幸せ「前向きに捉えて」<いのちの場所 ゆりかご15年> 2022年09月26日
- 東京の病院関係者らが慈恵病院視察 「赤ちゃんポスト」設置構想 2022年10月28日
- 時間かけ、愛し合う親子に 里親制度 県内外でフォーラム <いのちの場所 ゆりかご15年> 2022年11月04日
- 東京都江東区長「赤ちゃんポストは難しい問題」 医療法人の設置構想に考え示す 2022年11月17日
- 北海道議員ら、熊本市・慈恵病院の「ゆりかご」視察 道内の開設受け 2022年11月18日
- 赤ちゃんポスト設置「意義も課題もある」 東京・医療法人構想、江東区が見解 2022年11月25日
- 大切な「出自」伝えてほしい 真実告知の在り方、当事者の若者らが意見交換<いのちの場所 ゆりかご15年> 2022年12月28日
- 命と権利 「母子守る」社会に<ゆりかご15年 シンポジウム> 2023年02月23日
- <ゆりかご15年 エピローグ>生い立ち公表1年、動いた社会 開設日に預けられた宮津さん(19) 「すべての子どもに幸せを」 2023年04月03日
- <ゆりかご15年 エピローグ>内密出産、国が指針 東京に設置計画、全国的な議論に 2023年04月03日