文化・芸能
フジ、港浩一社長の進退議論へ 27日に臨時取締役会
フジテレビが27日に臨時取締役会を開くことが24日、分かった。芸能界を引退した中居正広さんと女性とのトラブルに端を発する一連の問題に関し、港浩一社長の進退を含めて経営責任を議論する見通しとなった。臨時取締役会後に記者会見を開く。フジテレビがスポンサー企業に対し、ACジャパンに差し替えた1月のテレビCMの料金を請求しない方針を通知したことも、複数の関係者への取材で判明した。
CMの相次ぐ差し替えはフジテレビに原因があると判断したとみられる。2月以降の契約済みCMもキャンセルを認め、料金は請求しない。異例の対応で、経営に打撃となりそうだ。
フジテレビの親会社フジ・メディア・ホールディングスの23日の臨時取締役会では「経営の責任を人事面でどう考えるのか」と厳しい意見が上がった。フジテレビ内部でも社員から上層部への批判や怒りの声が強まっており、労働組合は「経営体制の刷新」を求める意見書を提出した。
ライオンはフジテレビに対し、差し替えた分のCM料金は支払わない意向を伝える考えを示した。