ロシア再侵攻ならNATO加盟 米検討、ウクライナ和平案
【ワシントン、キーウ共同】米NBCテレビは20日、トランプ政権がウクライナの和平交渉を巡り、戦争終結後にロシアが再侵攻した場合はウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟を自動的に認める案を検討していると報じた。複数の米当局者の話としている。ウクライナの早期加盟に賛否が分かれる欧州側とは調整していないとみられ、実際に盛り込まれるかどうかは不透明だ。
トランプ大統領はウクライナのNATO加盟について「現実的ではない」との考えを示している。北大西洋条約第5条が集団防衛を定めていることなどから、欧州にはウクライナの早期加盟に否定的な加盟国もある。
NBCによると、トランプ政権は、いったん和平が実現しても、ロシアが将来的に再侵攻するのではないかという懸念が欧州の同盟国やウクライナに広がっていることを考慮。再侵攻があれば、通常なら必要となる手続きを経ずにウクライナのNATO加盟を認める案を検討しているという。
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