ドイツ、23日に総選挙 野党の保守優勢、「極右」躍進へ

共同通信 2025年2月22日 16:46
 ドイツ西部オーバーハウゼンの集会に参加したCDUのメルツ党首(中央)=21日(ロイター=共同)
 ドイツ西部オーバーハウゼンの集会に参加したCDUのメルツ党首(中央)=21日(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】ドイツ連邦議会(下院)選挙が23日実施される。メルケル前首相が属した最大野党の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が勝利し政権復帰する公算が大きい。反移民を掲げ「極右」と称される右派、ドイツのための選択肢(AfD)も躍進が見込まれる。

 CDU・CSUは過半数に届く見込みはなく、連立交渉に入るが、AfDとの連立は明確に否定。ショルツ首相の中道左派与党、社会民主党(SPD)との大連立が有力視され、2党で過半数に届くかどうかが焦点だ。

 CDU・CSUを率い、次期首相の最有力候補であるCDUのメルツ党首は21日、西部オーバーハウゼンの集会で勝利への自信を示し「次期政権ではEUでのドイツのけん引力を高めていく」と強調した。

 ドイツメディアの直近の世論調査ではCDU・CSUが支持率29%で首位、AfDが21%と続く。昨年11月に3党連立政権が崩壊し、2党の少数与党となったSPDと環境保護派、緑の党は15%、13%と低迷。連立を抜けた中道の自由民主党(FDP)は5%で議席獲得が微妙な情勢だ。

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