長崎大をエボラ施設指定、厚労省 危険病原体研究目的で国内初
厚生労働省は24日、長崎大を、エボラウイルスなど致死率の高い病原体を使った実験をするためのバイオセーフティーレベル(BSL)4施設に正式に指定したと発表した。最も危険性が高い病原体を研究目的で扱える国内初の施設となる。
BSL4施設はエボラ出血熱やラッサ熱など致死率の高い病原体を扱うため、世界保健機関(WHO)の指針に基づく病原体の封じ込め対策が施される。政府は2016年、国際的に脅威となる感染症への対応力を強化するため、長崎大での設置計画推進を決め、21年に長崎市の大学構内に施設が完成した。
施設は市街地にあり、稼働に反対する地元住民もいる。
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