子宮頸がん、iPS治験を開始 再発患者対象、順天堂大
順天堂大は19日までに、再発して治療が困難な子宮頸がんの患者に、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った免疫細胞を投与する医師主導治験を始めたと発表した。治療の安全性や、がんを縮小する効果があるかどうかを検証する。
順天堂大などのチームは、健康な人の血液から、ウイルスに感染した細胞を攻撃する免疫細胞「キラーT細胞」を採取。この細胞からiPS細胞を作製し、ゲノム編集技術で拒絶反応が起きないよう遺伝子改変した後、治療用T細胞に成長させた。
治験は、子宮頸がんのうち最多の「16型陽性」で、再発し標準治療で効果が得られなかった患者12人が対象。
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