医療機関の倒産廃業、786件 24年、過去最多で7割が診療所
2024年に「倒産」や「休廃業・解散」した医療機関は過去最多の計786件だった。帝国データバンクが22日、発表した。診療所が全体の7割を占めた。医薬品や医療・検査機器の価格高騰などコストが増大する一方、新型コロナウイルス関連の補助金削減などで収入が減り、資金繰りが悪化した医療機関が増えたと分析している。
業種別でみると、診療所が618件で最も多く、歯科医院145件、病院23件と続いた。
総数のうち倒産は64件で過去最多。スタッフ確保に向けた賃上げと、物価高の同時進行が重荷となった。コロナ禍以降、施設・設備やサービス面を考慮し、かかりつけの医療機関を見直す患者が増えたことも影響した。
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