大学生の就職内定率、84・3% 昨年12月時点

共同通信 2025年1月24日 15:07

 今春卒業予定で就職を希望する大学生の就職内定率は、昨年12月1日時点で前年同期比1・7ポイント減の84・3%だったことが24日、文部科学、厚生労働両省の調査で分かった。12月時点の内定率が減少したのは新型コロナウイルス禍の2020年(21年3月卒)以来。

 文科省の担当者は「売り手市場を背景に内定は出やすいが、学生の動き出しが遅くなったり、複数の内定を得た学生が就職先を決めかねたりするようだ」と分析した。

 調査は国公私立大62校を抽出して実施した。男女別では男子83・3%、女子85・5%。文理別は、文系が2・0ポイント減の84・2%で、理系は0・4ポイント減の85・0%だった。

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