不妊処置受けた障害者25人 北海道調査、14事業所
北海道江差町の社会福祉法人「あすなろ福祉会」が運営するグループホーム(GH)で、結婚などを希望する知的障害者が不妊処置を受けていた問題を巡り、北海道は1日、所管する事業所を対象に処置を受けた入居者がいるかどうか調べた結果、処置を受けたのが14事業所の計25人に上ると明らかにした。回答した施設の9割が入居者に性教育を行っていないことも分かった。
25人のうち12人は数十年前に処置を受けたなどの理由で意思決定支援を受けたかは不明。旧優生保護法下で強制不妊処置を受けた人がいる可能性もある。担当者は「強制性があるかどうかは判断できない」とした。
北海道は6月、あすなろ福祉会への監査で13人が処置を受けていたと認定。同会は共同通信の取材に「回答した」としており、25人には同会のGHで処置を受けた人も含まれているとみられる。
北海道の「障がい者施策推進審議会」で報告された。10月13日から422事業所を対象に「処置をしている人を把握しているか」などを確認すると、195事業所が回答した。
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