無床診療所の使用、審議差し戻し 中絶薬、医会の慎重論で

共同通信 2024年9月25日 19:09
 経口中絶薬「メフィーゴパック」(ラインファーマ提供)
 経口中絶薬「メフィーゴパック」(ラインファーマ提供)

 厚生労働省の薬事審議会は25日、下位の部会で了承されていた経口中絶薬の無床診療所での使用について、日本産婦人科医会から追加の対応が必要だとする慎重論が出たため、部会に差し戻すことを決めた。差し戻しは異例。

 中絶薬は昨年4月に承認されたラインファーマの「メフィーゴパック」。現在は入院できる医療機関に限定して使われ、中絶が確認されるまで、女性の院内待機を必須としている。

 医会は25日、秋田、山形、福井、奈良、島根、山口、鹿児島の7県では納品実績がないと指摘。さらに医療機関などでの事務作業が膨大だとして、無床診療所での適正使用には、講習の義務化や管理体制の効率化の対応が必要と提案した。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「医療」記事一覧