薬価、一律引き下げ見直し 政府、2500億円抑制へ
政府は20日、医薬品の公定価格である「薬価」の2025年度改定で、これまで一律に適用していた引き下げルールを見直すことを決めた。新薬(先発医薬品)などの価格は下がりにくくする。新薬開発や安定供給を推進する狙い。福岡資麿厚生労働相らが同日、合意した。新ルールで25年度は約2500億円引き下がり、国費ベースで約600億円抑制される見通し。
薬価は、販売競争で安くなる市場価格に合わせ、毎年度引き下げている。最新の調査では、市場価格が薬価より平均5・2%安かった。新ルールでは、新薬や安価な後発医薬品(ジェネリック医薬品)は、市場との価格差が5・2%を上回る品目だけ引き下げる。
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