コロナワクチンの定期接種開始 高齢者ら対象、来年3月末まで
65歳以上の高齢者と基礎疾患のある60~64歳の人を対象とした新型コロナウイルスワクチンの定期接種が1日、始まった。生後半年以上の全ての人を対象とした無料の「特例臨時接種」が3月末で終了し、定期接種は今回が初めて。来年3月末までに1回接種できる。
使用されるワクチンは5製品。今回から、メッセンジャーRNA(mRNA)が細胞内で複製される「レプリコン」と呼ばれる「Meiji Seika ファルマ」のワクチンが加わった。他に米ファイザー、米モデルナ、第一三共のmRNAワクチンと、武田薬品工業の組み換えタンパクワクチンがある。
いずれもオミクロン株の「JN・1」に対応しており、国立感染症研究所は、現在主流となっている「KP・3」に対しても、従来のワクチンより効果が期待されると報告している。
接種費用は1万5千円程度とされるが、自己負担額が最大7千円となるよう、国が接種1回当たり8300円を各自治体に助成する。独自の補助をする自治体もあり、東京都では自己負担額は2500円以下になる方向だ。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「医療」記事一覧-
女性医師も扱える医療機器開発を メーカーが会合で聞き取り、大阪
共同通信 -
同性パートナーで生体移植 京大病院が腎臓で実施、初公表か
共同通信 -
iPSで「心臓周皮細胞」 新たな心不全治療の開発も
共同通信 -
「今の保険証残して」抗議 マイナ巡り医療関係者ら
共同通信 -
血液がん遺伝子検査が実用化 網羅的に解析、診断に有用
共同通信 -
介護費用、11兆5139億円に 高齢化で最多更新、23年度
共同通信 -
緊急避妊薬、試験販売284薬局 さらに増加見通し、処方箋なし
共同通信 -
無床診療所の使用、審議差し戻し 中絶薬、医会の慎重論で
共同通信 -
移植見送り調査結果公表 厚労省、有識者で対応検討
共同通信 -
アルツハイマー病、米の新薬承認 イーライリリーの「ドナネマブ」
共同通信