インフルエンザ「注意報」レベル 過去10年で最も早い
厚生労働省は20日、全国約5千の定点医療機関に9~15日に報告されたインフルエンザの感染者数は5万4709人で、1医療機関当たり11・07人だったと発表した。前週比1・11倍で、自治体の「注意報」の基準となっている10人を超えた。過去10年で最も早い。国立感染症研究所によると、全国の推計感染者数は約38万人に上る。
小児科医の釜萢敏日本医師会常任理事はこの時期の感染拡大は異例だとし「多くの人がある程度の免疫を持っている病気。手洗いや混雑時のマスク着用など基本的な感染対策を徹底し、希望する人はワクチンを打てば大丈夫だ」と話している。
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