医療機関9割が「薬不足」 長期化に「現場は逼迫」
日本医師会(日医)は6日、ジェネリック医薬品(後発薬)メーカーの不祥事や新型コロナウイルス流行などで長期化している医薬品不足について、日医会員や地域医師会員にアンケートをした結果を公表した。院内処方をしている医療機関の9割が「入手困難な医薬品がある」と回答。日医の宮川政昭常任理事は「医療現場は本当に逼迫している」と訴えた。
アンケートは8月から実施し、9月末までに回答があった6773施設分をまとめた。院外処方の医療機関は、7割以上が薬局から薬不足の連絡があったと答えた。具体的な品目では、せき止め薬や去痰薬、解熱鎮痛剤などが挙げられた。
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