おむつ定期便や給食費無償化… 財源はふるさと納税に防衛省の補助金も 九州各市町村の子育て支援
![宮崎県三股町の子育て支援センターで子どもを見守る主婦(左)。「子育て環境の充実は移住の決め手の一つ」と話す](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2023-05/IP230427TAN000089000_02.jpg?itok=yTdx438K)
九州各県の市町村でも少子化をくい止めようと、さまざまな施策に取り組んでいる。郷里の存続もかかった地方の子育て施策の展開は、移住促進も絡み「パイの奪い合い」の様相も呈している。
福岡市の高島宗一郎市長は、昨年秋の市長選で掲げた子育て施策の充実を実行に移し、2023年度当初予算を「子育て応援予算」と名付けた。目玉は第2子以降、0~2歳児の保育を無料とする施策で、約23億円を配分した。3~5歳児の無償化は既に国が実施しているため、福岡市では第2子以降は「保育無料」ということになる。
政令市初の「おむつと安心定期便」にも取り組む。出産月におむつなどのギフトを自宅に届ける。対象は最大約3万8千人。その後は専用サイトに登録し、子育てサービスを利用するたびに電子スタンプがもらえる。2歳まで利用でき、スタンプとの交換で受け取れるギフトは総額で7万2千円相当。市の担当者は「サービスの利用を促すことで虐待防止にもつなげられる」としている。
残り 1352字(全文 1773字)
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
熊本のニュース-
災害ボランティア受け入れに備え 熊本市社協がセンター運営訓練 大学生ら250人参加
熊本日日新聞 -
パリ五輪日本代表 熊本県関係選手のコメント
熊本日日新聞 -
熊日旗熊本市民ナイターソフト 26日の記録
熊本日日新聞 -
熊本おはよう野球 7月29日の試合予定
熊本日日新聞 -
熊本おはよう野球 7月27日の試合結果
熊本日日新聞 -
【速報】国道57号の通行止め解除
熊本日日新聞 -
球磨工業高校(人吉市城本町) 伝統建築や機械、電気 深く学ぶ【くまもと高校図鑑】
熊本日日新聞 -
<全国高校野球選手権熊本大会・記者座談会>3年ぶりVの熊本工、打線に破壊力 国府はエースがけん引
熊本日日新聞 -
エコ五輪へ簡素化徹底【Bonjour Paris 熊日記者パリ五輪リポート②】
熊本日日新聞 -
水俣病患者団体の発言打ち切り、環境省が過去の懇談シナリオ廃棄 組織内の意思決定など検証不可能に
熊本日日新聞
STORY
連載・企画-
移動の足を考える
「すべての道は熊本に通じる」とは、蒲島郁夫前知事が熊本県内の道路整備に向けた意気込みを語る際に使ってきたフレーズ。地域高規格道路などの骨格的な道路や鉄道網は、地域・産業の活性化はもちろん大規模災害時の重要性も注目されています。連載企画「移動の足を考える」では、熊本県内の〝足〟の現在の姿を紹介し、未来の形を考えます。
-
学んで得する!お金の話「まね得」
お金に関する知識が生活防衛につながる時代。税金や年金、投資に新NISA、相続や保険などお金に関わる正しい知識を、ファイナンシャルプランナー(FP)の資格取得を目指す記者と一緒に楽しく学んでいきましょう。
※次回は「遺言書は大切」編。7月29日(月)に更新予定です。