山鹿ともす風物詩「百華百彩」 竹灯籠づくりなど準備着々 2月7日開幕

山鹿市の冬の夜を竹あかりで彩る「山鹿灯籠浪漫・百華百彩」。2月7日の開幕(~3月1日)に向けて、地元の住民らが竹の加工や装飾に追われている。
2003年に始まった百華百彩は、山鹿温泉観光協会や九日町商店街などでつくる実行委員会が開催。レトロな街並みを和傘や竹灯籠の明かりで彩り、昨年は2月の金、土曜に計2万3千人が訪れた。
今年の準備は同商店街のメンバーが八千代座横の広場で1月7日に始めた。16日は約15人が長さ1メートル前後の竹に、電動ドリルで大小の穴を開けて一つ一つ模様を描いた。作業は午前7~9時で行われ、今月いっぱい続くという。
商店街の横手啓介会長(66)は「準備は大変だが、若い世代も入ったので心強い。今年も山鹿の冬の風物詩を楽しんでほしい」と話した。20年から市内の障害者福祉施設「もくせい学園」でも作業の一部を請け負い、利用者らが竹あかりの制作に励んでいる。(本田清悟)
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