ビキニ遺族、核禁会議で渡米へ 「船員は何も知らず死んだ」訴え
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3月に開かれる核兵器禁止条約の第3回締約国会議に合わせ、米ニューヨークで市民らに講演する高知市の下本節子さん(74)の壮行式が21日、同市で開かれた。下本さんは米国による太平洋ビキニ環礁の水爆実験の際、周辺を航行していた漁船員の父親をがんで亡くし「日本の船員たちが何も知らずに亡くなっていったことを訴えたい」と意気込んだ。
1954年の水爆実験当時、静岡県焼津市のマグロ漁船「第五福竜丸」に加え、高知などの漁船が操業し複数の船員が被ばくしたとされる。
下本さんは昨年、マーシャル諸島で開かれた追悼式典に初参加し、現地の被ばく者らと交流。「禁止条約の重要性を実感した」といい、渡米を決めた。
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