「被爆者の思いを伝えたい」 核禁会議で演説予定の浜住さん

米ニューヨークで3月に開かれる核兵器禁止条約第3回締約国会議で演説する日本原水爆被害者団体協議会(被団協)事務局次長で、胎内被爆者の浜住治郎さん(79)=東京都稲城市=が20日、都内で記者会見し「被爆者の思いを伝えたい」と意気込みを語った。被団協の歴史や、ノーベル平和賞受賞の意義をアピールする考えを示した。
日本政府がオブザーバー参加を見送った点について、浜住さんは「平和賞で世論が高まっている中で憤りがある」と述べた。一緒に現地入りする被団協事務局次長和田征子さん(81)=横浜市=は「なぜ参加できないのか、具体的にどういう検討をしてきたのか。知らせてもらいたい」と話した。
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