石川に「顕著な大雪」情報 日本海側、3連休も警戒を

冬型の気圧配置の影響で、日本列島は21日も日本海側を中心に大雪となった。気象庁は石川県の能登南部の平地で雪による大規模な交通障害が発生する恐れが高まっているとして「顕著な大雪に関する気象情報」を出した。同県宝達志水町子浦では、21日午前8時までの6時間に28センチの降雪があった。
24日ごろにかけて冬型が続き、北―西日本の日本海側を中心に引き続き大雪となる所がある見通しで、3連休中も警戒が必要だ。北陸などでは大陸からの冷たい風が合流してできる日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)により局地的に強く降る恐れもある。
石川県は21日午前、災害対策本部会議を開催。馳浩知事は「能登半島地震や豪雨で損傷を受けた家屋では、積雪の重みによる倒壊に注意が必要だ」と述べた。
気象庁によると、内陸部で気温が下がり冷気が流出して日本海側で風とぶつかって雪雲が発達し、21日未明に能登地方で局地的な大雪となった。石川県は能登半島地震の被災地で21~23日に予定していたボランティア活動の中止を決めた。