患者間殺人隠蔽疑いで逮捕 青森、当時の病院長ら2人

共同通信 2025年2月14日 14:33
 青森県の病院内殺人事件を巡る経過
 青森県の病院内殺人事件を巡る経過
 青森県八戸市の「みちのく記念病院」=14日午前
 青森県八戸市の「みちのく記念病院」=14日午前

 青森県八戸市の「みちのく記念病院」で2023年、入院中の男が同室の患者を殺害した事件を隠蔽しようとしたとして、県警は14日、犯人隠避の疑いで、当時の病院長石山隆容疑者(61)と亡くなった患者の主治医だった石山哲容疑者(60)を逮捕した。死因を「肺炎」と偽装し、警察に通報せずに事件の発覚を免れようとした疑いがある。

 県警は同日午前、2人を八戸署に任意同行していた。病院の家宅捜索も実施。午前9時半ごろ捜査員ら15人ほどがバッグを手に入り、約30分後、プラスチック製の箱を持った2人も続いた。

 アルコール依存症で入院していた男=殺人罪で懲役17年が確定=の判決によると、23年3月12日深夜、ベッドで寝ていた高橋生悦さん=当時(73)=の顔を歯ブラシで何度も刺して殺害した。

 県警などによると、12日午後11時45分ごろ、看護師が物音を聞いて病室へ行き、ベッドで血を流している高橋さんを発見。翌13日午前10時10分ごろ死亡が確認された。病院は組織として通報せず、県警には内部の関係者から連絡があった。

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