ピーチ、機長ら飲酒検査せず乗務 国際線、国交省が厳重注意
![関西空港に駐機するピーチ・アビエーションの旅客機=2023年](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025021401001741.-.-.CI0003.jpg)
格安航空(LCC)のピーチ・アビエーションは14日、国際線の機長が1月に社内規定違反の飲酒をした上、副操縦士とともに、航空法で定めるアルコール検査をしないまま乗務していたと発表した。国土交通省は「検査体制が適切に機能していない」などと同社に厳重注意し、3月7日までに再発防止策を提出するよう求めた。
同社などによると、乗務前の12時間以内の飲酒は社内規定で禁じられているが、機長は1月7日のシンガポール発関西行き便に乗務する約11時間前、缶ビール2本を飲んだ。出勤前の自主検査でアルコールは検出されなかったという。副操縦士は飲酒しなかった。