「異種移植」若者7割が好意的 動物の臓器を人に、厚労省が調査
厚生労働省は30日、動物の臓器を人に移植する「異種移植」の実施を見据えて新設した、特有のリスクを評価する専門委員会の初会合を開いた。国内で移植用ブタの生産が始まり、複数の研究機関で進む最新の研究状況や、若者を対象としたアンケートで7割以上が好意的に受け止めているとの結果を紹介した。
腎臓病や糖尿病患者にブタの臓器や細胞を移植する計画などが進むが、国内で人への移植例はまだない。
厚労省が昨年10~11月に中学生から30歳を対象にインターネットで実施した約110人へのアンケート結果も公表。臓器提供者不足の解消策として、73%が「良い方法だと思う」と回答した。
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