米、HIV治療の支援停止か 死亡リスク増とWHO懸念
【ジュネーブ共同】ロイター通信は28日、トランプ米政権がエイズウイルス(HIV)感染症の治療薬などを途上国に分配するのを停止する方針だと報じた。世界保健機関(WHO)は同日「感染者らの疾病や死亡のリスクを増大させ、感染予防の努力を損ねる恐れがある」として深い懸念を表明した。
WHOによると、2023年末で、世界のHIV感染者数は3990万人に上る。米国はブッシュ(子)政権が始めた「米大統領エイズ救済緊急計画」により、50カ国超で20年以上、2600万人の感染者の命を救ってきた。
ロイターによると、トランプ政権はこの計画の見直し作業に入った。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「医療」記事一覧-
新型コロナ、今なお死者増加 WHO緊急事態宣言から5年
共同通信 -
薬の流通「見える化」へ 供給不足でシステム構築検討
共同通信 -
コロナ治療費の負担減らす保険 住友生命、月100円から
共同通信 -
米、健康情報の発信を停止 政治任用受け精査、研究に影響
共同通信 -
CIA、コロナ「研究所流出」 起源巡り声明、中国と対立再燃も
共同通信 -
認知症薬レカネマブ継続投与承認 米食品医薬品局、エーザイに
共同通信 -
ウイルス結合で新型コロナ治療 東京科学大、変異にも対応
共同通信 -
長崎大をエボラ施設指定、厚労省 危険病原体研究目的で国内初
共同通信 -
インフル、患者数半減も流行継続 ピーク越えの可能性、依然高水準
共同通信 -
異常ミトコンドリアが移動 がん免疫療法の効果低下
共同通信