青パパイア 多彩な料理に 今季の販売開始 津奈木町が特産化へPR
津奈木町が特産化を目指す青パパイアの販売が17日、町と水俣市の3店舗とインターネットで始まった。今季で3年目。栄養価の高い「スーパーフード」として多彩な料理にも合うと売り込んでいる。
3店舗は津奈木町の水光社津奈木店と物産館「つなぎ百貨堂」、水俣市の水光社本店。百貨堂と「ゆいやわす」のオンラインストアでも販売する。町によると、青パパイアは豊富な酵素や、赤ワインの約7倍のポリフェノールを含む。ビタミンやミネラル、食物繊維といった栄養素も豊富だという。
販売開始に合わせた試食会では、千切りにした青パパイアと塩昆布とごま油のあえ物を振る舞った。町職員は、大根に代わるおでんの具や、汁物や炒めもの、サラダに入れてもおいしいとしてPRしていた。
町では実証事業として2022年から青パパイアの苗を無償譲渡しており、今年は40人の農家が栽培。12月までに3トンほどの収量を見込む。町は「減農薬、化学肥料不使用で栽培した。町の特産品として近隣の住民に知ってほしい」としている。(伊藤恩希)
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