特急やくも381系、ラストラン 導入50年、旧国鉄時代から

共同通信 2024年6月15日 12:28
 島根県出雲市を走行する特急「やくも」の車両「381系」の最後の定期運行列車=15日午前
 島根県出雲市を走行する特急「やくも」の車両「381系」の最後の定期運行列車=15日午前
 鉄道ファンらが見守る中、JR岡山駅を出発する特急「やくも」の車両「381系」の最後の定期運行列車=15日午前
 鉄道ファンらが見守る中、JR岡山駅を出発する特急「やくも」の車両「381系」の最後の定期運行列車=15日午前
 岡山県高梁市を走行する国鉄色の特急「やくも」の車両「381系」=14日午前
 岡山県高梁市を走行する国鉄色の特急「やくも」の車両「381系」=14日午前

 JR岡山駅(岡山市)と出雲市駅(島根県出雲市)を結ぶ特急「やくも」の車両「381系」が15日、定期運行を終えた。約50年前の旧国鉄時代から定期運行を続けてきた現役最後の特急用電車で、鉄道ファンらがこれまでの活躍をねぎらった。

 岡山駅では午前7時過ぎ、「出発進行」という声がホームに響き渡る中、車両が出発。ファンらは車両が見えなくなるまで「ありがとう」と手を振り続けた。神戸市の中学2年三浦竹彦さん(13)は「昔からある381系が引退するのは悲しい気持ちでいっぱい」と話した。

 終点の出雲市駅でも大勢の人がカメラを構え、到着と同時に一斉に撮影。「長らくのご利用ありがとうございました」とアナウンスが流れ、別れを惜しんでいた。

 JR西日本によると、381系は1973年に長野―名古屋間の特急「しなの」で導入。やくもでは82年にデビューした。カーブで速度を落とさず走れるように車体を傾ける「自然振り子式」を国内で初めて実用化し注目を集めた。

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
全国のニュース 「暮らし・話題」記事一覧