創薬に危機感、政府が新組織検討 大手とベンチャー連携強化
日本の創薬力強化に向け、政府が製薬業界などを支援するための新組織設立を検討していることが25日分かった。海外では近年、大手製薬企業が一から開発するのではなく、大学などの研究機関やベンチャー企業の成果を実用化する動きが盛んだが、国内では不十分だとの危機感が背景にあり、大手とベンチャー企業の連携強化を狙う。ただ研究成果と企業をつなぐ日本医療研究開発機構(AMED)が既にあり、政府内からも「本当に新組織が必要なのか」との声が上がる。
自民党のプロジェクトチームは5月、創薬力の発展を目的とした国家戦略を定めるよう提言。10月末には日本化学療法学会が新組織創設を提言した。
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