飲酒リスク、初指針で周知 年齢や体質に応じ留意点
飲酒に伴うリスクを周知しアルコールによる健康障害を防止するため、厚生労働省の検討会は22日、年齢や体質に応じた留意点などを盛り込んだガイドラインを取りまとめた。飲酒に関する指針を国が策定するのは初めて。病気や健康影響を例示したほか、飲む際は事前に食事を取ったり、休肝日を設けたりするなど体に配慮するよう勧めている。意見公募を経て本年度中に正式決定する。
指針によると、高齢者は若い時に比べ体内の水分量の減少などで酔いやすく、一定の酒量を超えると認知症発症や転倒のリスクが高まる。10代や20代は脳の発達段階で、多量に飲むと脳機能が落ちるとのデータがあると説明した。
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