エクソソーム美容診療の規制を 再生医療学会が提言
日本再生医療学会は10日、「エクソソーム」と呼ばれる細胞が分泌する微粒子を用いた美容目的の自由診療が急速に拡大しているとし、国の規制の対象とするよう求めた。同日の厚生労働省の再生医療評価部会で学会の提言を報告した。
エクソソームはカプセル状で細胞由来の多様なタンパク質が含まれている。多くの病気への治療に役立つと期待され、国内外で実用化に向けた研究が進む一方、老化防止をうたう美容クリニックで手軽さを売りに投与する自由診療が広がっている。
エクソソームは細胞ではないので再生医療安全性確保法の対象外。報告では敗血症など細胞加工物と類似の重篤な事故が起こるリスクがあると指摘した。
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