日本最古のアイヌ資料館、新装 新館長就任、北海道・旭川
1916年に開設された日本最古のアイヌ資料館「川村カ子トアイヌ記念館」(北海道旭川市)の新館建設工事が終わり、15日にリニューアルオープンした。新たに同市のアイヌ民族の伝統工芸品でもある木彫りの熊約150点や現代のアイヌの彫刻作品を展示。前館長死去を受け、カ子トさんの孫の川村晴道さん(24)が4代目の館長に就任。
新館は2階建てで延べ約370平方メートル。旧館で展示されていたアイヌの伝統的な生活用具など貴重な資料も移設した。旭川市ゆかりのアイヌを紹介するブースも設ける予定。木彫りの熊は旭川市が発祥地の一つ。
記念館は、長野県―愛知県を結ぶ旧三信鉄道(現JR飯田線)開通に貢献したアイヌの測量技師カ子トさんの父親が、アイヌ文化を伝えるために設立した。これまで親子3代で運営。カ子トさんの息子で前館長の川村兼一さんが2021年に亡くなった後、館長は不在となっていた。
記念館によると、旧館は1965年ごろに建設。老朽化などを理由に、昨年から新館の建設工事を行っていた。
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