新聞に親しみ、文章力高めて 東海大星翔高でセミナー始まる

7月18日 10:07

熊日の紙面から探した「先生にお薦めの記事」を発表する東海大星翔高の生徒たち=熊本市東区

 高校生が熊本日日新聞の紙面を通して新聞に親しみ、文章力を高める連続講座が11日、熊本市東区渡鹿の東海大星翔高で始まった。来年1月まで延べ9回の授業を実施。熊日社員らが講師を務め、新聞の読み方やインタビューの方法、記事の書き方などを教える。

 生徒たちに社会のさまざまな物事を体験し、主体的・対話的な学びを深めてもらおうと同高が企画した「サタデーゼミナール」の一つ。初回のこの日は熊日都市圏販売の蔵本進・しんぶんフェローらが、3年生2クラス(計約90人)に「新聞に親しもう」というテーマで指導。「自分で関心がある情報を検索して見るネットと違い、興味がない分野も含めた情報に触れるのが新聞の特徴。見出しをざっと見るだけでも、興味や関心の幅を広げるきっかけになる」などと述べた。

 生徒たちは当日の本紙朝刊をめくり、地歴・公民科目担当の近藤優一郎教諭(38)にお薦めの記事を探すグループワークに挑戦。生徒たちは「先生が子供と出かける時に役立ちそう」と熊本市動植物園の記事などを発表した。近藤教諭は「三権分立の意味を考えさせられた」と、新聞記者らと賭けマージャンをしたとして辞職した東京高検の前検事長が不起訴処分となった記事を解説した。

 授業に参加した米納[こめの]龍さん(18)は「普段はネットニュースを見ることが多く、新聞はあまり意識していなかった。新型コロナウイルスの感染がどのくらい広がっているか関心があるので、新聞もチェックしていきたい」と話していた。(伴哲司)