熊本地震
熊本地震は2016年4月14日と16日、連続して震度7の揺れが熊本県益城町を襲い、県内で20万棟近い住宅が被災するなど大きな被害を出しました。観測史上初めて同一地域で28時間のうちに2度の震度7を記録した地震です。
熊本県内では災害関連死を含めて270人以上が亡くなっています。最初の揺れに誘発された16日未明の揺れの方が規模が大きく、「本震」に対し「前震」という言葉が社会的に認知された地震でもありました。余震の多さも特徴で、震度1以上の揺れを半年間で約4000回記録しています。
熊本城では天守閣の瓦が落下し、石垣や櫓(やぐら)が崩れました。南阿蘇村では阿蘇大橋が崩落しました。
国内で震度7を観測した地震は過去5回あります。1995年の阪神大震災、2004年の新潟県中越地震、2011年の東日本大震災、そして熊本地震の2回です。