【熊日30キロロード】熊本地震の被災を機に競技開始…32歳塚本(肥後銀行)が〝魂〟の完走 18位で敢闘賞

熊本日日新聞 2025年2月16日 18:05
敢闘賞を獲得した塚本浩一(肥後銀行)=熊本市西区(小野宏明)
敢闘賞を獲得した塚本浩一(肥後銀行)=熊本市西区(小野宏明)

 18位で敢闘賞を獲得した塚本浩一(肥後銀行)は、両脚がつるアクシデントに見舞われながら完走した。1時間44分10秒のタイムは目標から4分遅れたが「最後まで走り切れた」と喜んだ。

 益城町出身の32歳。2016年の熊本地震では町内で被災した。避難生活の中で「リフレッシュのために」始めたランニングが、本格的に競技に取り組むきっかけとなった。「地震の記憶の風化を防ぎたい」と「益城入魂」の刺しゅう入り鉢巻きを締め、全国各地のフルマラソンに出場する。

 スピードを磨こうと挑んだ今大会も鉢巻き姿だった。「来年は地震から10年。熊本城マラソンで8位以内に入り、応援してくれる人に恩返ししたい」(廣瀬紗知)

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