【熊本城マラソン】地元の意地…自己新で女王死守 4連覇飾った加藤(熊本市)
![熊本城マラソンの女子で4連覇を果たし、笑顔がはじける加藤みちる選手(熊本市)=16日、熊本市中央区(上杉勇太)](/sites/default/files/styles/crop_default/public/2025-02/IP250216TAN000030000_08.jpg?itok=wB-bV8L-)
「連覇を重ねるごとにプレッシャーも大きくなっていたが、自己記録も更新できてほっとした」。フルマラソン女子で4連覇した加藤みちる選手(29)=熊本市西区=は、自己記録を1分近く縮めて安堵[あんど]の表情だった。
熊本赤十字病院の事務職で、平日の夜や土日の朝に走り込む。国内外のマラソン大会で上位入賞経験を持ち、自己記録でも上回る初出場の藤澤舞選手(50)=北海道=が連覇への壁だった。それでも「格上の相手に気持ちで負けたくなかった」。終盤にかけて練習で培った一定のペースを乱さず、〝地元の意地〟を発揮して王座を守った。
男子に出場した弟の純平選手(26)=熊本市=は5位で、期待された姉弟優勝は今回もお預け。「お互いに励まし合い、来年こそは姉弟で優勝するとともに5連覇する」と力強かった。(米本充宏)
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熊本市出身。早回しの歌に乗せた形態模写やデフォルメの効いた顔まねでデビューして45年。声帯模写も身に付けてコンサートや座長公演、ドラマなど活躍の場は限りなく、「五木ロボ」といった唯一無二の芸を世に送り続ける“ものまね界のレジェンド”です。その芸の奥義と半生を「ものまね道」と題して語ります。