連載・企画

須恵村 ムラの風景-エンブリーの写真は語る
米国の社会人類学者ジョン・エンブリー(1908~50)と妻エラ(1909~2005)は、1935(昭和10)~36年に須恵村(現あさぎり町)を調査した。調査を基に、ジョンは『須恵村 日本の村』(39年)、エラは『須恵村の女たち』(82年)を刊行、共に邦訳されて須恵村の名を内外に知らしめた。連載「ムラの風景-エンブリーの写真は語る」では、2人の著作にはないエピソードや余聞を交えながら、写真が物語る戦前の日本農村の暮らしぶりを、現代との関係にも触れながら伝えていきたい。
目次
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(18)産業組合と農友会 官民一体、二つの農業運動
2023年9月19日
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(17)手作り民謡 仕事や暮らし、性を謳歌
2023年8月22日
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(16)小学校のラジオ体操 「集団精神の涵養」図る
2023年7月18日
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(15)健康と医療 治療は鍼や灸、祈禱師頼みも
2023年6月20日
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(14)間食「よけまん」 背を向けて食べている?
2023年5月23日
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(13)球磨川と暮らす 日常との接点、多彩に映す
2023年4月18日
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(11)「仲介人」の役割 世界つなぎ、争い避ける
2023年2月20日
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(10)年3回の「新年」 新旧暦に小正月まで
2023年1月23日
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(9)「kоjiki」 排斥せず日常の一部に
2022年12月19日
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(8)朝霧とクモの巣 心揺さぶる季節の移ろい
2022年11月21日
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(7)祭りの商業化 サーカスがやってきた
2022年10月24日
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(6)落雁、ちまき、回転まんじゅうも 節目行事に欠かせぬ菓子
2022年9月19日
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(5)下肥から化学肥料 農の営み、近代化へ転換
2022年8月22日
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(4)子どもの水難 残した頭髪に託す祈り
2022年7月18日
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(3)「蔬菜とまぜて食べられる」 カタツムリ、記述の真相は
2022年6月20日
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(2)「はじあいとかちゃあ」 田植え、日常の中の「協同」
2022年5月23日
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(1)「須恵村」の再評価 よみがえる戦前の農村
2022年4月18日