(4)子どもの水難 残した頭髪に託す祈り

熊本日日新聞 2022年7月18日 00:00
苗代の虫を取り除いている少年。この少年の頭には長い髪が一房残っているが、これは水に落ちた際につかんで溺死することを防ぐためのものである=1936年6月上旬、川瀬

 米国の人類学者ジョン・エンブリーが1936(昭和11)年に須恵村で撮った写真の中に、「苗代の虫を取り除いている学童たち」という説明が付いた3枚があります。そのうち1枚には、あどけない表情の少年が1人写っています。一見、何の変哲もありません...

残り 1290字(全文 1410字)

RECOMMEND

あなたにおすすめ
Recommend by Aritsugi Lab.

KUMANICHI レコメンドについて

「KUMANICHI レコメンド」は、熊本大学大学院の有次正義教授の研究室(以下、熊大有次研)が研究・開発中の記事推薦システムです。単語の類似性だけでなく、文脈の言葉の使われ方などから、より人間の思考に近いメカニズムのシステムを目指しています。

熊本日日新聞社はシステムの検証の場として熊日電子版を提供しています。本システムは研究中のため、関係のない記事が掲出されこともあります。あらかじめご了承ください。リンク先はすべて熊日電子版内のコンテンツです。

本システムは「匿名加工情報」を活用して開発されており、あなたの興味・関心を推測してコンテンツを提示しています。匿名加工情報は、氏名や住所などを削除し、ご本人が特定されないよう法令で定める基準に従い加工した情報です。詳しくは 「匿名加工情報の公表について」のページ をご覧ください。

閉じる
注目コンテンツ
熊本のニュース