(5)下肥から化学肥料 農の営み、近代化へ転換

熊本日日新聞 2022年8月22日 00:00
野菜畑に下肥とみられる肥料をまく男性=1936年、上手

 「夏には、暑さと蚊と『下肥』--私たちの家の裏から数歩しか離れていない田んぼに使われる肥料--のしみ通る臭[にお]いとがあった」(エラ・エンブリー著『須恵村の女たち』)  「『下肥』のしみ通る臭い」。困惑が手に取るようです。裕福な家に育...

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