公務員ランナーが〝不滅の記録〟 女子「サブエガ」は2人 悪天候の20年は完走率最低に 熊本城マラソンの過去9大会を振り返る【ランナー記者の目】
熊本日日新聞 | 2023年2月13日 17:25

2月19日、新型コロナウイルスの影響で中止が続いていた熊本城マラソンの号砲が3年ぶりに鳴る。節目の10回目。2時間40分台の自己記録を持つ市民ランナーで、今大会も出場する熊日の岡本遼記者(26)が過去の大会を振り返り、優勝者の記録をたどった。
◇ ◇
フルマラソン男子は過去9大会で7人が優勝を経験している。記念すべき2012年の第1回大会を制した球磨村職員の地下[じげ]翔太が13年も連覇し、八代市出身の古川大晃[ひろあき]も18、19年と連続Vを果たしている。2人とも最初の優勝時より翌年のタイムが速く、レベルアップしてライバルに競り勝ったことが分かる。
■ワールドクラスも
歴代優勝者には世界を舞台に活躍したランナーもいる。15年王者、西原村出身の園田隼[はやと]は、自身3度目のマラソンとなったこの大会を2時間18分00秒の自己記録で走って以降、徐々にタイムを短縮。18年2月の別府大分毎日マラソンを2時間9分34秒で走り、2時間10分切りの「サブテン」を達成した。この年のアジア大会男子マラソンで日本代表に選ばれ、4位に入賞。その後も東京五輪の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」などを走り、21年3月に現役を引退した。
17年に優勝した山鹿市出身の岡山春紀は、ウルトラマラソンの世界でワールド級だ。東京農大を卒業後、実業団チームに所属。22年に100キロのウルトラマラソンに挑戦すると、いきなり日本代表に選ばれた。8月にドイツであった世界選手権を6時間12分10秒の世界歴代4位相当の好記録で制し、今後は世界記録の更新も期待される注目ランナーだと言える。
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岡本記者の熊本城マラソン日記
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