目標の3時間半切り達成 自己ベスト2時間40分台の岡本記者、本番前に「青島太平洋」挑戦 

熊本日日新聞 | 2023年1月15日 14:38

 2月19日、新型コロナウイルス禍で中止が続いていた「熊本城マラソン」が3年ぶりに開催されます。フルマラソン2時間40分台の自己記録を持つデジタル編集部の岡本遼記者(26)も出場予定で、練習を重ねる日々。号砲まで残り1カ月、熊日電子版では「岡本記者の熊本城マラソン日記」を動画付きで随時掲載しています。ランナーの皆さんと励まし合えるような情報を伝えていますが、今回は紙面でも大会に向けた準備の様子を紹介します。

青島太平洋マラソンで、宮崎市内を走る岡本遼記者(左)
岡本遼記者

 □前半 後半に備えペースに余裕を

 昨年12月11日、宮崎県の「青島太平洋マラソン」に出場しました。フルマラソンを走るのは、2020年の熊本城マラソン以来2年9カ月ぶり。10月下旬にけがをして約3週間走らない期間があり、不安な気持ちを抱えたまま3時間半切り「サブ3・5」を目指します。当初は3時間切りのサブスリーが目標でしたが、練習状況や体調を考慮して下方修正しました。

 スタート2時間半前の午前6時半、会場のひなた宮崎県総合運動公園に到着。まばゆい朝日に照らされながら、ウオーミングアップを始めました。ほかの参加者のリラックスした様子に触れて不安な気持ちが少し和らぎ、楽しんで走ろうと誓いました。

 午前9時、青空の下で約1万人のランナーが駆け出しました。目標のサブ3・5の達成には1キロあたり4分58秒で走ることが必要ですが、後半の失速を見越して前半は4分10~20秒ペースに設定しました。事前に何回か練習し、余裕を持てると分かっていたペースです。マラソンは気分が高まると、どうしても最初から飛ばしがちになりますが、はやる気持ちをぐっと抑えることで完走率が高まります。

 今回は同じペースで走るランナーを探して、集団の流れに身を任せました。最初の10キロはサブ3・5のペースより7分速いタイムで通過し、順調な滑り出し。平たんなコースのため、楽にスピードを上げることができました。

 □中間点 ゼリーで糖質補給 

 沿道の大声援を受けながら、宮崎市の中心部を一団となって駆け抜けます。新型コロナの影響で長らく目にしなかった光景に胸を熱くしていると、あっという間に中間点を通過しました。タイムは1時間29分38秒。単純計算するとゴール時の予想タイムは2時間59分16秒で、サブスリーも狙えます。体は元気でしたが、後半に備えてゼリーで糖質やマグネシウムを補給。エネルギー切れや足がつるなどの症状を防ぐ狙いがあります。まだまだ余力がありそうです。

 20~30キロも予定通りのペースで走っていると、追い抜くランナーの数が増え始めました。沿道の知り合いに「前半オーバーペースだった」と声を掛けるランナーもいます。私もこれまで、前半に速く走り過ぎて後半、大失速する経験をしました。体が温まり、調子が良いとペースを上げたくなりますが、同じ轍[てつ]を踏まないように注意しました。ここで無理すると、30キロ以降で一気にペースダウンする恐れがあります。

 狙い通り一定のペースを刻み、30キロを通過。途中でトイレに寄ったためサブスリーのペースからは2分ほど遅れましたが、サブ3・5の達成が見えて力が湧きました。

青島太平洋マラソンの記録

 □ラスト5キロ 声援を力に

 30キロ過ぎまでは順調に走っていましたが、34キロ以降は練習不足が露呈しました。徐々にペースが落ち、足取りが重くなってもがくような走りに。しかし、各ポイントでこまめに給水したり、数回に分けて栄養補給をしていたので、足がつることはありませんでした。前半から「取りすぎかも」と思うくらい、意識して水や補食を口にしていたのが役に立ったようです。

 ラスト5キロを切ってからは、なかなかゴールが近づかず絶望感を味わいましたが、沿道の声援に力をもらって必死に前を目指します。真横に見える太平洋や白い砂浜が美しく、心地よい浜風と近くを走るランナーのかけ声が背中を押してくれました。最小限の失速で食い止めたため、最終タイムは3時間8分17秒と無事、サブ3・5を達成。予想以上の好記録に喜びもひとしおで、充実感に浸って大会を終えました。

 1カ月後の熊本城マラソンは、自己ベストの2時間43分53秒を切ることが目標です。現在は40キロ走でスタミナを強化したり、10キロのタイムトライアルでスピードを鍛えたりと精力的に練習中。3年ぶりの号砲を、今か今かと待ちわびています。(岡本遼)

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