コロナ対策、企業誘致… 熊本の将来像、立候補予定者に聞きたい

熊本日日新聞 | 2021年10月15日 10:00

衆議院の解散を報じるテレビ画面=14日午後1時すぎ、熊本市中央区のベスト電器熊本本店(高見伸)

 14日の衆院解散で、事実上の選挙戦が始まった。熊日の「SNSこちら編集局」(S編)の公式LINE登録者に「立候補予定者に聞いてみたいこと」を募ったところ、新型コロナウイルス禍を中心に、さまざまな声が寄せられた。

 宇城市の女性(44)の勤務先は、姉が経営する飲食店。午後5時まで営業のテークアウト専門店で、時短要請の対象ではないが、「コロナ禍で厳しい経営状況が続いている。有権者に寄り添う政策を考えているのか問いたい」と訴えた。

 八代市の主婦(34)は1人10万円だった「特別定額給付金」のような支給が再びあるかどうかに注目。「コロナ禍で我慢ばかり強いられてきた。それに対する見返りを考えているのか聞きたい」。熊本市東区の大学生協職員の男性(44)は、コロナ禍で対面授業が削られ、生活も困窮し始めている大学生の現状を心配。「未来を担う学生への支援策を、どれだけ具体的に考えているのだろうか」と案じた。

 森友学園を巡る財務省決裁文書改ざん問題を挙げた登録者も多い。人吉市の元公務員の男性(65)は長年、自民党を支持してきた。「担当職員が亡くなったのに、なぜ再調査しないのか。政治家ならば、国民の疑問に答えるべきだ」と厳しい口調。熊本市東区の主婦(66)は「この問題がうやむやだと政治不信が進み、誰も政治に関心を持たなくなる」と懸念を示す。

 温室効果ガスの排出をゼロにする「脱炭素社会」に関心がある長洲町の学校用務員の男性は(65)は「毎年のように全国で災害が発生している。化石燃料の利用をどこまで減らせるのか、今後どんな政策を考えているのか知りたい」と具体案を求めた。

 熊本市北区の農業の男性は(47)は新型コロナ対策で膨らむ国の借金に触れ、「これ以上借金を繰り返せば、国は破産する。各候補の公約をしっかり見たい」と強調。西原村の自営業の男性は(52)は最近相次ぐ北朝鮮のミサイル発射を念頭に、「国民の生命財産を守ることが国会議員の一番の責務。現実的な安全保障の考えを聞きたい」と求めた。

 子ども2人が首都圏で就職した熊本市西区の会社員の男性(56)は「2人とも地元志向だったが、思うような求人がなかった」と振り返り、地方の人口減少を不安視。「熊本の命運を握るのは企業誘致。若者が定着しないと活気が失われてしまう」と考えており、1票を託す候補者を見極めるつもりだ。(臼杵大介、川野千尋)

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