核禁止条約会議、被爆者が演説へ 被団協・浜住事務局次長

ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)は19日、国連本部で3月に開かれる核兵器禁止条約第3回締約国会議で、事務局次長の浜住治郎さん(79)=東京都稲城市=が演説すると発表した。被団協によると、広島の胎内被爆者として現地3日の会議開幕日に、核兵器の非人道性と廃絶を訴える。
被団協は、事務局次長の和田征子さん(81)=横浜市=も会議に派遣する。長崎で被爆した和田さんは関連イベントで発言し、滞在中に大学や教会での証言も予定。
日本政府は条約に批准・署名していない。被団協が求めていた会議へのオブザーバー参加について、政府は18日に見送りを表明した。