あの日終わった普通の生活 侵攻3年、英語教師を夢に

共同通信 2025年2月21日 05:51
 岐阜県瑞穂市で避難生活を続けるウクライナ出身のアンドレイ・コリニチュクさん(右)と妻アリョナさん=10日
 岐阜県瑞穂市で避難生活を続けるウクライナ出身のアンドレイ・コリニチュクさん(右)と妻アリョナさん=10日

 「戦争が始まった時、私たちの普通の生活は終わった」。ロシアのウクライナ侵攻開始から24日で3年を迎える。今もミサイル攻撃が続く首都キーウ(キエフ)出身のアンドレイ・コリニチュクさん(30)は妻アリョナさん(25)と岐阜県瑞穂市の朝日大学に来て約2年半。避難生活が長期化し、先行きが見通せない中で夢ができた。「失った生活を取り戻したここで英語教師になりたい」と日本での将来に希望を込める。

 2018年から約1年間、千葉市で語学留学したアンドレイさん。来日以前は、IT関係の会社に勤務し、侵攻直前に「ロシアが戦争を始めるそうだ」などと周囲でうわさされ、事前にキーウ近郊にあるアリョナさんの実家に避難していた。

 友人の協力を得て大学を探し、22年7月末に再び来日。「(ウクライナで)ミサイルが実際に飛んでいるのを見たから、世界中のどこでも戦争が始まりそうに感じ怖かった」。平穏な生活を取り戻すには時間がかかった。

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