埼玉陥没、避難要請を解除 住民47人、地盤工事完了
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埼玉県八潮市で県道が陥没しトラックが転落した事故で、県は19日、現場付近の地盤改良工事が完了したとして、周辺住民47人に出していた避難要請を午前9時に解除した。一部の住民はホテルや親戚宅での自主避難を続ける見通し。事故後、県は災害救助法を市に適用し、宿泊代などの支援を続けてきた。
県や地元消防は、不明となっている男性運転手(74)の捜索活動を進めている。陥没現場から約30メートル下流の下水道管内で発見されたトラックの運転席部分の中に、男性が取り残されている可能性があるとみている。
事故は1月28日に発生。穴は徐々に拡大し、幅約40メートル、深さ最大約15メートルとなった。