対米交渉に大物3人と報道 ロシア、大統領補佐官ら
![ロシアのウシャコフ大統領補佐官(右)とドミトリエフ・ロシア直接投資基金総裁=2024年9月、モンゴル・ウランバートル(タス=共同)](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025021501000335.-.-.CI0003.jpg)
【モスクワ共同】米ブルームバーグ通信は14日、ロシアとウクライナの戦争終結に向けた対米交渉のロシア側代表団に、ウシャコフ大統領補佐官やナルイシキン対外情報局(SVR)長官、ドミトリエフ・ロシア直接投資基金総裁の「大物」3人が入ると報じた。
元駐米大使のウシャコフ氏と、プーチン大統領と同じく旧ソ連国家保安委員会(KGB)で勤務経験があるナルイシキン氏は2022年のウクライナ侵攻直後の停戦交渉に参加していた。
ソ連時代のキーウ(キエフ)出身のドミトリエフ氏は、米国の大学で学んだ後に米コンサルタント会社マッキンゼー・アンド・カンパニーや米金融大手ゴールドマン・サックスで勤務経験があり、交渉の鍵を握る人物になる可能性を指摘する声も出ている。
米側はルビオ国務長官、ラトクリフ中央情報局(CIA)長官、ウォルツ大統領補佐官、ウィットコフ中東担当特使が対ロシア交渉を担う。