ガザ停戦、合意「維持」 6回目の身柄交換が実現

共同通信 2025年2月15日 21:54
 15日、パレスチナ自治区ガザの停戦合意に基づき解放された人質の男性(中央)=ガザ南部ハンユニス(ロイター=共同)
 15日、パレスチナ自治区ガザの停戦合意に基づき解放された人質の男性(中央)=ガザ南部ハンユニス(ロイター=共同)

 【エルサレム共同】イスラム組織ハマスは15日、パレスチナ自治区ガザの停戦合意に基づき、拘束する人質3人を解放した。イスラエルもパレスチナ人を釈放した。トランプ米大統領の介入で合意破棄の危機に直面したが、6回目の身柄交換が実現し、合意は維持された。ただ停戦交渉の行方は依然として予断を許さない状況が続く。

 米国とイスラエルがハマスにさらなる圧力をかける可能性があるほか、トランプ氏の掲げるガザ所有、住民移住の構想も交渉に影響しそうだ。

 今回の身柄交換でイスラエルが釈放する対象者は369人。次回は22日を予定する。現在は1月19日に発効した合意の第1段階で3月1日まで段階的に続ける。恒久停戦につながる第2段階の協議はまだ始まっていない。トランプ氏は14日、「(ハマスに対して)強硬な姿勢で臨む」と述べた。

 これまで6回の身柄交換でハマスはイスラエル人の人質19人を解放した。これとは別にタイ人の5人も解放した。

 ガザ保健当局は15日、戦闘開始以降のガザ側の死者が4万8264人になったと発表した。

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