台湾民衆党主席に黄国昌氏選出 収賄罪起訴の柯文哲氏の後任

共同通信 2025年2月15日 20:16
 黄国昌氏
 黄国昌氏

 【台北共同】台湾第2野党、台湾民衆党は15日、収賄罪などで起訴された柯文哲氏の後任の党主席を決める選挙を実施した。党の立法委員団長を務める黄国昌・代理主席と蔡壁如・元立法委員の間で争われ、黄氏が勝利した。

 民衆党は与党、民主進歩党と最大野党、国民党の二大政党間の固定化した対立を嫌う若年らの受け皿として党勢を拡大してきたが、柯氏の汚職事件で支持率が低下。2026年の統一地方選挙へ向け、立て直しが課題となっている。

 主席選はインターネット投票で行われ、投票資格のある党員1万9千人余りのうち9千人余りが投票した。黄氏の得票率が96%を超えた。

 黄氏は台湾独立志向の強い政党「時代力量」の元主席で、中国寄りの経済政策に反発した学生らが立法院議場を占拠した14年の「ヒマワリ学生運動」の指導者の一人。23年、時代力量から民衆党に移った。

 台湾の検察は昨年8月末に柯氏を逮捕し、12月に台北市長時代の商業施設建設を巡る収賄罪などで起訴。柯氏は今年1月1日の民衆党の会議で主席を辞任し、黄氏が代理主席に就いていた。

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