ブラジル前大統領ら起訴 現政権発足阻止の政変企て

【ロサンゼルス共同】ブラジル検察は18日、2023年のルラ現政権の発足を阻止するためにクーデターを企てたとして、ボルソナロ前大統領や、閣僚経験者ら計34人を起訴した。最高裁が訴えを受理すれば裁判が開かれる。地元メディアが報じた。26年の次期大統領選への出馬に意欲を示すボルソナロ氏には大きな打撃となる。
ルラ氏が大統領に就任した直後の23年1月、大統領選に敗れたボルソナロ氏の支持者約4千人が首都ブラジリアの大統領府、連邦議会、最高裁を襲撃する事件が発生。警察は事件の背後にクーデター計画があったとして昨年11月に告発。検察が起訴の是非を検討していた。