中国、再生エネルギー発電が急増 米尻目に積極姿勢アピール
【北京共同】中国政府は2024年末の太陽光発電の設備容量(発電能力)が前年末比45・2%増の8億8666万キロワットだったと7日までに発表した。風力発電も18・0%増の5億2068万キロワットだった。気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」再離脱を表明したトランプ米大統領を尻目に、再生可能エネルギーを積極的に活用する姿勢をアピールしている。
温室効果ガス排出量は中国が世界1位、米国は2位。米政権のパリ協定離脱表明には国際社会で失望の声が上がった。一方で習近平指導部は温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)排出量を30年までに減少に転じさせ、60年までに実質ゼロにする計画を掲げている。
国家エネルギー局の1月21日の発表によると、24年末の発電能力は全体で14・6%増の33億4862万キロワットだった。うち4割を占める火力発電の伸び率は3・8%。太陽光や風力といった再生可能エネルギーの伸び率は火力を大幅に上回る。
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