昨年の衆院選1票の格差「合憲」 高裁岡山支部、最大2・06倍
![昨年10月の衆院選を巡る「1票の格差」訴訟判決を受け、「ガリレオ判決」などと書かれた紙を掲げる原告側の弁護士ら=6日午後、広島高裁岡山支部前](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025020601001468.-.-.CI0003.jpg)
![昨年10月の衆院選を巡る「1票の格差」訴訟の判決で、広島高裁岡山支部に向かう原告側の弁護士ら=6日午後](/sites/default/files/images/newspack/2025-02PN2025020601001144.-.-.CI0003.jpg)
昨年10月の衆院選は最大2・06倍の「1票の格差」を是正せずに実施され憲法違反だとして、岡山県の4選挙区の有権者らが選挙無効を求めた訴訟の判決で、広島高裁岡山支部(井上一成裁判長)は6日、「合憲」と判断し請求を棄却した。二つの弁護士グループが全国14の高裁・高裁支部に起こした計16件の訴訟で最初の判決。原告側は上告する方針。
今回の衆院選は、小選挙区定数「10増10減」などを受けた新区割りで初めて実施。最高裁が「合憲」と判断した前回2021年衆院選の2・08倍から格差は縮小した。
井上裁判長は判決理由で、衆院選で導入された人口比をより正確に反映しやすい議席配分方法「アダムズ方式」は、国勢調査に基づいて格差が2倍未満となるよう区割りの改定を行うなどとし、合理的な仕組みだと指摘。22年成立の改正公選法で25都道府県の140選挙区で改定が行われた新区割りは「憲法が求める投票価値の平等の要求に反する状態ではなく、憲法違反とは言えない」と判断した。
RECOMMEND
あなたにおすすめPICK UP
注目コンテンツNEWS LIST
全国のニュース 「社会」記事一覧-
電車に液体、駅でテロ想定訓練 サリン事件30年控え警視庁
共同通信 -
再び強い寒気、大雪の恐れ 冬型続き、広い範囲で警戒
共同通信 -
首相襲撃、「申し訳ない」何度も 被告、持論封印し証言台で淡々と
共同通信 -
石丸伸二氏「公選法違反の恐れ」 東京知事選、配信業者に人件費か
共同通信 -
大阪の切断遺体、分けて運搬か キャリーバッグと袋持つ姿が写る
共同通信 -
広瀬元議員、秘書給与詐取認める 検察側、懲役2年6月を求刑
共同通信 -
湯沢町主張の境界認める 十日町市と争い、東京高裁
共同通信 -
「スマホ副業」で高額請求相次ぐ 10億円被害か、登録名を公表
共同通信 -
スズキ4万台リコール 三菱自も3万台
共同通信 -
山形県、農業被害が過去最悪 東北大雨、総額は1千億円超
共同通信