広瀬元議員、秘書給与詐取認める 検察側、懲役2年6月求刑
公設第2秘書の給与など計約350万円を国からだまし取ったとして、詐欺罪に問われた元参院議員の広瀬めぐみ被告(58)は6日、東京地裁で開かれた初公判で「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は「公設秘書制度の根幹を揺るがす極めて悪質な犯行」と懲役2年6月を求刑し、弁護側は執行猶予付き判決を求めて即日結審した。判決は3月27日。
起訴状などによると、広瀬被告は2022年12月、参院事務局に対し公設第1秘書(当時)の妻を第2秘書として採用したと虚偽の届け出をし、23年12月までに給与名目で計約342万円を詐取。第2秘書の解職届も出し、退職手当の名目で計約16万円もだまし取ったとしている。
広瀬被告は22年の参院選で岩手選挙区から出馬し初当選。東京地検特捜部が昨年7月に詐欺容疑で東京・永田町の議員会館事務所などを家宅捜索したのを受け自民党を離党し、8月15日に議員辞職した。
被告は在宅起訴された同30日に「支給額全額を、利息を付けて国庫に返納した。改めておわびする」とのコメントを発表していた。
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