追悼の火、神戸から各地へ 震災30年「記憶を伝え続ける」
阪神大震災の犠牲者追悼のため神戸市中央区の公園「東遊園地」にともされているガス灯「1・17希望の灯り」の火を、各地の追悼行事へ分ける分灯が11日始まった。火を受け取った参加者たちは「大事な記憶が風化しないよう伝えていきたい」と決意を新たにした。
兵庫県内の中学校や自治会など約30団体が参加。震災30年の追悼行事や震災学習を行う学校などへ運ぶため、それぞれが持参したランタンに慎重な手つきで火を移した。
希望の灯りは2000年に設置され、01年から各地の行事に分灯している。11年の東日本大震災や、18年の西日本豪雨の被災地にも届けられた。
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